土石流災害 90代男性を初の災害関連死に認定 静岡・熱海市
静岡県熱海市の土石流災害で市は、去年8月に死亡した90代の男性1人を災害関連死と認定しました。関連死の認定はこれが初めてです。
災害関連死に認定されたのは、去年7月の土石流発生当時、伊豆山地区に住んでいた90代の男性です。男性は去年8月30日、高血圧性小脳出血のため死亡しました。
遺族から災害弔慰金の申請があり、きのう医師や弁護士らによる審査委員会が開かれました。その結果、「避難のストレスと環境の変化に伴う血圧上昇により発症したものと考えられ、災害と死亡に因果関係が認められる」と判断されました。関連死の認定はこの男性が初めてです。土石流ではこれまでに26人が死亡し1人が行方不明となっています。