安倍川花火大会、富士登山、ハロウィンなど行動制限ない日常 大道芸W杯では開催が危ぶまれる事態も【重大ニュース静岡2022】

7月、静岡市では、安倍川花火大会が開催されました。

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 2018年から4年連続中止となっていた安倍川花火大会。

 今年は、35万人が訪れました。

画像: 安倍川花火大会、富士登山、ハロウィンなど行動制限ない日常 大道芸W杯では開催が危ぶまれる事態も【重大ニュース静岡2022】

静岡市民: 
「すごく近くで見れたから大感動で大きくてすごくよかったね。一番最後のすごかったね」

静岡市民:
「見ごたえがありました。5年ぶりというのもあったので、待ちに待ったという感じがありました。」

富士山の登山客も増加

画像: 富士山の登山客も増加

白木愛奈アナウンサー(8月19日):
「雄大な富士山、近くで見るとやっぱり大きいです。迫力がありますよね」

 この夏、富士山に登った人は、およそ16万人。去年から倍増しました。

 多くの登山客が、日本一の山頂を目指しましたが、問題となったのが…。

白木愛奈アナウンサー:
「5合目まで来ました。きょうも多くの登山者が訪れています。ただ十分な準備もせず、山岳救助隊に救助されてしまう事案も発生していて入口にはこのように看板が設置され、注意が呼びかけられています」

三嶋大祭りでは

画像: 三嶋大祭りでは

8月、この町が盛り上がりました。

白木愛奈アナウンサー:
「今、頼朝公旗挙げ行列がスタートしました。あちらをご覧ください。頼朝公に扮しているのは、今年の大河ドラマで頼朝役を演じた大泉洋さんです。ものすごい熱気です。皆さん大興奮です」

「今、大泉洋さんが通りました。大泉さん」

「おーありがとう、三島の民よ、ありがとう」

 3年ぶりに開催された「三嶋大祭り、3日間で54万人が集まりました」

お盆やハロウィン

行動制限のない「お盆」。東海道新幹線を利用した人は、215万6000人と、去年の2倍以上となりました。

画像: お盆やハロウィン

須藤誠人アナウンサー:
「午後9時を過ぎました静岡市中心街です。普段の日曜日は、この時間になると人も減ってくるのですが、きょうはハロウィン前日ということもありまして仮装をした人たちが多く集まっています」

 多くの若者が押し寄せた、ハロウィン。韓国・ソウルの繁華街、梨泰院で起きた雑踏事故を受けて、県警は、けやき通り周辺と、両替町通りを中心に、去年よりも警察官の人数を増やして警戒に当たりました。

警察官が注意を呼びかけ:
「車通ります。車通りますよ。歩道入ってください」

大道芸ワールドカップ

11月、静岡市では、秋の一大イベント「大道芸ワールドカップ」が開催されました。

須藤誠人アナウンサー:
「3年ぶりに開幕した大道芸ワールドカップ。きょうからこの青葉シンボルロードなど、さまざまな場所で、アーティストによるパフォーマンスが繰り広げられます」

 3年ぶりの開催に、期待が高まった「大道芸ワールドカップ」。
 
 しかし、直前に開催が危ぶまれる事態も…。

 理由は… プロデューサーによる、外国人への差別的発言です。

画像: 大道芸ワールドカップ

参加を決めたパフォーマーは

渡邊翼さん(10月27日):
「明るみにならなければ特段対処せず放置したまま切り抜けるつもりだったのかと疑わざるを得ません。出演アーティスト、パフォーマーに対する説明会を再三求めてきましたが開かれてきませんでした」

画像: 参加を決めたパフォーマーは

 大会実行委員会の対応に不信感をいだき、組織の体制を改善することを求めていた静岡市出身のパフォーマー、渡邊翼さん。

 自らの出演を辞退することも検討しましたが、ギリギリのタイミングで、参加を決めました。

渡邊翼さん(11月6日):
「本当にいろいろあったけど、ショーは別で、お客さんと僕と、お手伝いいただけるボランティアのスタッフの方々で共有した時間は全部で(ステージ)6回あったがすべて楽しかった」

「貴重な意見はいただきたい」

画像: 「貴重な意見はいただきたい」

直前まで揺れた、今年の「大道芸ワールドカップ」には、2日間で、およそ70万人が来場。

来場客:
「やはり楽しいですね やっと3年ぶり 期間は(例年より)短いですけどすごく楽しい やはりこの雰囲気がいい」

「とにかくきょうはできてよかったなと本当にありがたいですね」

「やっと始まったかという感じ もう24~25年通っていたので(中止の2年間は)ちょっと寂しかった」

「1年の楽しみのひとつ。このために働いている」

 実行委員会は、参加アーティストや有識者を交え、運営体制について協議の場を設けるとしていました。

大道芸ワールドカップ 大会実行委員長代理 猪股宏光さん:
「我々は、こういう条件で参加してくださいと提示する、それを参加する、もしくはしないというのはアーティストの決めていいこと、いろいろな意見を言ってくれることは全然、貴重な意見はいただきたい」

協議の場では

そして、今週火曜、協議が行われました。

画像: 協議の場では

 出席した渡邊さんによると、大会運営のありかたや、今後の運営方針について話し合いが行われたということです。

渡邊翼さん(20日):
「100%納得というふうには思っていません。いったんここで話ができたということは、記録にも残ると言うことですので、ほっとしているというのが、まずひとつあります。ただ今後イベントが続いていくうえで町の方の意見も取り入れ、もっと多くの人に求められるようなイベントに信頼回復してもらうことっていうのは
僕の中では一番の願いです」

 1992年に始まり、今や静岡の秋の風物詩となった「大道芸ワールドカップ」。

 継続に向けて、大きな転機となる1年でした。