新たなごみ焼却場の建設は違法… 静岡・沼津市民が市長を相手どった裁判 市側は争う姿勢

静岡県沼津市が進める新たなごみ焼却場の建設は違法だとして、市民が沼津市長を相手に設計書の作成費用の返還を求める裁判が始まり、市側は争う姿勢を示しました。

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新たなごみ焼却場の建設は違法… 静岡・沼津市民が市長を相手どった裁判 市側は争う姿勢

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 訴状などによりますと沼津市は現在、ごみ焼却場がある上香貫三ノ洞の北側に新たな中間処理施設整備事業を進めていて、2020年5月沼津市の頼重秀一市長が委託会社に対し焼却場の設計書の作成費用1250万円あまりを支払いました。
 9日の裁判で原告側は、1974年に当時の市長とごみ焼却場周辺の地区の区長らとの間で「次のごみ焼却場は現在の場所に建設しない」という覚書が交わされたにもかかわらず、建設の準備を進めることは違法だと主張しました。一方沼津市側は出廷せず、取材に対し争う姿勢を示しました。

 焼却場の建設をめぐっては、市民ら10人が市が覚書を破り違法な経費を支出したとして2021年12月に行った住民監査請求は、覚書の内容が変更されているとして2022年3月に棄却されています。