静岡・川勝知事が自らの「給与返上の条例案」の説明に各会派周り 「コシヒカリ発言」のペナルティー

 静岡県の川勝平太知事が、いわゆる「コシヒカリ発言」の自分へのペナルティーとして表明していた給与の返上。6日、知事自らが県議会の各会派を訪ね、条例案を説明しました。

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静岡・川勝知事が自らの「給与返上の条例案」の説明に各会派周り 「コシヒカリ発言」のペナルティー

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ペナルティーは440万円

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西尾梓アナウンサー:「川勝知事が給与返上の条例案について、自ら説明するため、これから各会派の代表者を訪ねます」

 6日午後、川勝知事は県議会9月定例会に提出する予定の自身の給与返上のための条例案について、各会派を回り説明しました。

 おととし10月、参院静岡選挙区の補欠選挙の応援演説で、前御殿場市長の自民党候補を念頭におき、「あちらにはコシヒカリしかない」などと発言。物議を醸し、後に謝罪しました。知事はこの発言へのペナルティーとして、おととし12月分の給与やボーナスなどおよそ440万円を返上する意向を示していました。しかし、おととしに続き、去年も全額支給されていて、返上していないことが発覚。県議会最大会派の自民改革会議から不信任決議案が提出され、わずか1票差で否決される事態になりました。

説明を終えた川勝知事は

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静岡県 川勝平太知事:「これは僕に関わるものだから、自ら説明するのがいいと思いまして、そして結果的に一つのコミュニケーションの形ですので、それができたことを喜んでおります」

 川勝知事は、おととしの12月の給与とボーナスに相当する額を今年12月の給与とボーナス、そして11月の給与の減額によって返上していくということです。

説明を受けた県議会最大会派・自民改革会議は

画像: 説明を受けた県議会最大会派・自民改革会議は

自民改革会議 増田享大代表:「しっかり説明を聞いたということにすぎないと思っている。来週以降、会派の皆さんの意見を伺いながら、意見集約を図っていきたい」

 この条例案は、21日に開会する県議会9月定例会に提出される見込みです。