新型コロナ、今春から「2類相当」→「5類」へと引き下げる方針…マスク着用について見直す動きに対して街の人は?
「新型コロナの感染症法上の位置づけについて、先程の会議におきましては、原則として、この春に、5類感染症とする方向で専門家に議論していただきたいと」
「2類相当」から「5類」に
岸田総理大臣は、20日午前、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけについて、この春にも現在の「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ、「5類」に引き下げる方針を示しました。
また、マスク着用の考え方についても見直すとしています。
現在、屋外に関しては、会話をしなければ原則不要としています。
屋内に関しては距離が確保できていて会話をほとんどしない場合を除いて着用を推奨しています。
このマスクといえば、およそ3年前…
安倍総理大臣(当時)2020年5月25日:
「今後 新しい生活様式の定着を図っていく上で、国民の皆様には常時マスクの着用をお願いしているところでございますが」
マスクの常時着用…。
林輝彦アナウンサー(2020年3月):
「60m以上並んでいるんじゃないでしょうかドラッグストアの前にかなり長い列ができています。いまぞくぞくとドラッグストアの中にお客さんが入っていきます」
県内でも、一時品薄に…。
客:
「どこもない 売ってないです」
ヒバリヤ 営業本部 山岸達也 部長:
「マスクは本当に入ってこない状況です。元々の数量が無いのでいつ入ってくるか分からない状態」
街の人は
コロナ禍となり3年。いまや、着用が“普通”となったマスク。
街の人は…。
焼津市民 50代 公務員:
「いま(感染者が)増えている状況で外していいというのはちょっと怖い。県内で100人以下ですねそれぐらいまで減らないと怖いかなと」
静岡市民 40代 事務職:
「子どももいますのでどこでも外していいものかなという心配がある。まずはインフルエンザみたいに治療薬が普通に病院で受診してもらえるようになればいいとは思うけど、まだ発展段階という感じがするのでちょっと心配かなと」
飲食店では
掛川市民 20代 学生:
「安心できる材料としてはマスクをお互いしているのは大きいのかなと。(マスク)なしで話しをするのはまだお互い心配になってしまうところがあるのかなと」
静岡市民 20代 学生:
「実際に政府が室内で外していいと言って『じゃあいいんだ』とすぐに切り替えられるかは、自分の中でどうなんだろうと周りをうかがっちゃうところはあるかな」
一方、飲食店の経営者は。
ゴールデン横丁 石原広之 統括:
「今回の政策についてはウェルカム。今政府の方でマスクはいいでしょうって言っていただけると多分人の流れは戻ってくるのかなと。できればそろそろ旅行とか支援をやっているのであれば、僕らの表情のサービスをもう一度再開させてほしいなというのはあります。コロナ前のように店内でお客さんと従業員との会話がもっと生まれると思いますし笑顔が生まれていくんじゃないかなと」