「不審な男が降りて来た」…階下に住む被害者の母親が証言 集合住宅の放火殺人事件 静岡・掛川市

 静岡県掛川市の集合住宅で1人が死亡した火事で、静岡県警は放火殺人と断定し捜査本部を設置しました。また、火事の後、被害者の母親が不審な男を見たと話していることが分かりました。

画像: 「不審な男が降りて来た」…階下に住む被害者の母親が証言 集合住宅の放火殺人事件 静岡・掛川市

静岡県警 田中憲二刑事部参事官:「遺体の司法解剖結果等により本件を殺人等事件と認め、刑事部長を長とする掛川市下西郷における独居男性放火殺人事件捜査本部を設置し、90人態勢で捜査を開始した」

 12日、掛川市下西郷の集合住宅の一室が全焼し、1人が遺体で見つかった火事で、警察は放火殺人事件と断定し、捜査本部を設置しました。

 司法解剖の結果、遺体はこの部屋の住人の31歳の男性と判明しました。死因は焼死でした。

 これまでの捜査で、男性の遺体には背中など上半身を中心に複数の刺し傷があったことが分っていて、何者かが男性を刺した後、火を付けたとみられています。

 捜査関係者によりますと、男性と同じ棟の下の階に暮らす母親が「火事の後、不審な男が降りてきた」と話していることが分かりました。警察が事件との関連を慎重に調べています。