【新型コロナ】静岡県木曜日最多の１８３０人感染　「ピークまだ見えず」…国に「まん延防止」延長要請へ

　自治体別の新規感染者数です。最も多かったのは浜松市の３８８人、次いで静岡市３５０人、富士宮市１５７人、磐田市９７人などとなっています。合わせて１８３０人で
木曜日としては先週の１６９４人を上回り、過去最多です。

　また新たに５人の死亡が確認されました。このうち静岡市の２人はいずれも高齢の女性で、基礎疾患があったということです。

　１０日正午現在の県内の病床の使用率は西部５４．４パーセント、中部６６．２パーセント、東部５３．０パーセント、県全体で５８．２パーセントとなっています。

　また、新たに３件のクラスターが確認されました。浜松市中区幸の介護老人保健施設
「坂の上ろうけん曳馬野」で従業員２人、入所者６人の感染が確認されました。静岡市では下水道総務課の職員５人の感染が判明しました。御殿場市のフジ虎ノ門整形外科病院でも１０日までに７人の感染が確認されています。

「まん延防止」延長要請へ

　また、県は２０日に期限を迎えるまん延防止等重点措置について「ピークはまだ見えず、予断を許さない状況」にあるとして、国に延長を要請する方向性を示しました。

静岡県危機管理部　杉山隆通危機報道官：「医療提供体制もひっ迫しているので、実質レベル３。このような状況であると。来週正式決定するが現状では、解除といえるものではない」

　県によりますと、９日に県の専門家会議の委員に延長の是非について意見を求めたところ、「延長すべきである」という意見が多数を占めたということです。

　県はこれらを参考に、知事や担当部局で協議し、来週早々に最終的な判断を出すとしています。