河川から国の暫定指針値を大幅に上回る有機フッ素化合物を検出 浜松市

浜松市は市内2つの河川から、発がん性が疑われる有機フッ素化合物が国の暫定指針値を大幅に上回って検出されたと発表しました。

画像: 河川から国の暫定指針値を大幅に上回る有機フッ素化合物を検出 浜松市

 有機フッ素化合物は、水や油をはじき、熱に強く、コーティングや消火剤に用いられる化学物質で、発がん性など人体への有害性が懸念されることから、製造や使用が制限されています。

 浜松市の調査によりますと、市内18地点を対象に河川水に含まれる有機フッ素化合物の測定を行ったところ、伊佐地川流域と新川流域の計4地点で環境省が定めた暫定指針値を超えていたということです。

 現時点で原因は不明ですが、この4地点の数値は1.5倍~5倍ほど指針値を超えていて、浜松市は継続的に調査と監視を行っていくとしています。