元パラリンピック日本代表伊藤真波さん故郷で体験語る 静岡市
元パラリンピック競泳・日本代表の伊藤真波さんが、出身地の静岡市で講演し自身の体験を話しました。
伊藤さんは競泳で北京とロンドンのパラリンピックに2大会連続で出場した元パラアスリートです。
20歳の時にバイクで交通事故に遭い右腕を失いました。
●伊藤真波さん
「大きな大きなトラックが目の前に見えたのが私の最後の記憶でした」
しかし、伊藤さんは幼少期から抱いていた看護師になりたいという夢を諦めきれずリハビリを続け、日本で初めて片腕が義手の看護師となりました。
●伊藤真波さん
「義手を扱えるようになるには、もの凄い強い心がないと使いこなせないんだよと言われました。
動く手、看護師専用の手、現場で使える手を絶対に作ってやる。使いこなしてみせる」
最後には東京パラリンピックの開会式でも演奏したバイオリンを披露しました。
●講演を聞いた人
「人ってこんなに頑張る底力みたいのがあるんだなとつくづく感じました」
●講演を聞いた人
「笑顔の裏に隠されたいろいろな体験に裏付けられた一言一言に力がこもっていて、心に響きました」