【リニア】「大幅に減少」するケースも JR東海が工事に伴う大井川上流の流量変化の解析結果を発表 薬液注入による対策も提案

 リニア中央新幹線工事を巡る国の有識者会議で、JR東海はトンネル工事に伴う大井川上流域の沢の流量の解析結果を示しました。

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【リニア】「大幅に減少」するケースも JR東海が工事に伴う大井川上流の流量変化の解析結果を発表 薬液注入による対策も提案

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 国の有識者会議では、リニア工事が南アルプスの自然環境に与える影響について議論が交わされています。23日の会議でJR東海は、トンネル掘削に伴う大井川上流域の沢の流量変化の解析結果を示しました。

 その結果、主要な断層とトンネルが交差するような沢では流量が減少する傾向がみられたほか、断層が占める割合が大きく、トンネルの真上に位置する沢では、降水量が少ない時期に地表水の流量に大幅な減少がみられたということです。

 一方、その回避策として薬液注入によって流量減少を低減する効果が期待できると説明しました。また、こうした沢に生息する水生生物などへの影響については、今後も引き続き議論する方針です。

静岡県 森貴志副知事:「薬剤の注入を積極的に進めるかどうかは、専門家の先生に確認しないと私からは答えることができない。それについて、専門家の先生が良しとするのであれば、その方法自体が正しいのではないかという認識」