「県が管理するダムから水の濁りでアユの放流ができない」濁り対策と漁の中止に伴う補助を求める 静岡・森町太田川漁協

2日の大雨などの影響でアユ釣りの中止を決めた静岡県森町の太田川漁協が静岡県に対策を求める要望書を提出しました。

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「県が管理するダムから水の濁りでアユの放流ができない」濁り対策と漁の中止に伴う補助を求める 静岡・森町太田川漁協

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 森町の太田川では、去年の台風15号以降水の濁りが長く続き、6月2日の大雨で多く場所で被害があり、太田川漁協は今年のアユ釣りの中止を決めました。

 太田川漁協の 山本俊康組合長は20日県に要望書を提出し、1年間漁協の事業を休止するため何らかの対策を求めました。

太田川漁協 山本俊康組合長:
「今年1年濁りを改善させる対策を立ててほしい。地域の人の言葉も聞いて色んなことをやってほしい」

 去年の台風15号以降、県が管理する太田川ダムから流れた水の濁りでアユの放流もできないと、漁協は訴えています。

 県に対して濁りの対策に加え、漁の中止に伴う補助も強く求めたということです。

太田川漁協 山本俊康組合長:
「今回私たちは台風の被害でかなり状況が悪化したので、今年1年漁協の運営を諦める。この1年を使って、しっかりと対策を立てるようにお願いをした」

県の担当者:
「施設が被災すると困りますので、それは早期に復旧するというのは、流れた水の濁りでこれまでと変わらないです」