きょうから「値上げ」の2月 静岡市内の食品スーパーでは… あの人気ハンバーグ店も

きょうから2月ですが、新しい月の始まりは食品をはじめ様々な値上げが相次ぎます。物流コストや原油の高騰、長引くコロナ禍などの事情が重なり、生活に打撃を与えそうです。

スーパーでは食品が続々値上げ…

こちらは、静岡市清水区にある「ヒバリヤ高部店」。地元住民の生活に密着したスーパーマーケットです。

ヒバリヤ高部店 営業本部
山岸達也部長:「あの、一部商品値上げ対象ありますけれども、基本的にはまあ昨日と同じ売価で今は販売しております」

 きょうのところは、店頭価格への影響は最小限に抑えられているもののメーカーの出荷分は値上げされます。

 「ニッスイ」と「味の素冷凍食品」は、冷凍食品などで4%から13%値上げし、「マルハニチロ」は最大23%の値上げ。また静岡市に本社を置く「はごろもフーズ」は缶詰などで最大10%の値上げ。キッコーマンは16日から2008年3月以来となる家庭用しょうゆの値上げに踏み切ります。

値上げの理由は・・・

ヒバリヤ高部店
山岸部長:「一応メーカーさんから言われるのは、やはり物流コストと、やはり人のコストというのがどうしてもかかってきしまっているというのが説明では受けますけども」

買い物客の反応は…

原油の高騰も影響しているといいます。多くの商品が値上げすることに、消費者は・・・。

客:「もう諦めじゃないですか。だって値上げするっていうもの仕方がないですものね。あとはもう節約するのみいう感じですかね」

客:「毎日来てます。冷凍食品はたまにありますよ。おうどんとかの。値上げすごいね。他の買わなくちゃいけないね」

 食品の値上げは今後も続く見込みですが、店の対策は・・・

ヒバリヤ高部店 
山岸部長:「弊社のほうも競合を見ながら適切にお客様が買いやすい価格と言うのも求めてますので、一過性の昨日もそうなんかもそうだったんですけど、買いだめとかになると他のお客様にも迷惑がかかるので、あまりその辺は心配なさることなくいろいろなお店を見たら言っていただいた中で、弊社の方を見ていただいて買っていただけたらなと思っています」

他にも値上げの対象が…

画像: 他にも値上げの対象が…

また、あのハンバーグ店も値上げです。「炭焼きレストランさわやか」は輸送コストの上昇などの影響で、ハンバーグの価格を最大で50円値上げすることにしています。

 食品業界だけにとどまりません。浜松市に本社を置く「遠州鉄道」は、39年ぶりとなる値上げ。きょうから、初乗りの運賃を20円値上げし140円にしています。また160円から240円の運賃に関しては10円値上げすることにしています。

 そして生活に欠かせないライフラインの一つである電気。中部電力や東京電力は、家庭用の電気料金を今月分から1カ月あたり300円程度値上げすることにしています。

 さまざまな業界で広がる「値上げ」。私たちの生活や経済に、どこまで影響するのでしょうか。