河津桜まつり2年ぶり開催 感染対策でライトアップはしばらくお預け 静岡・河津町
見頃はまだ先も初日から観光客
「河津桜まつり」は、去年は新型コロナの感染拡大のため中止となっていて2年ぶりの開催です。コロナ禍前のおととしの来場者数は90万人余り。伊豆半島全体への経済波及効果は200億円以上という伊豆半島の一大イベントです。
きょう見頃はしばらく先といった様子でしたが、春を先取りしようと初日から訪れた観光客の姿も―
Q:「まん延防止措置の適用下だが県境をまたぐ不安は?」
東京からの観光客:「2人で車で来ました。車だから人混みをなるべく避けてホテルに着けば感染対策がチェックインのときからびっちりだから。そんなに心配はないかな」
埼玉県からの観光客:「ちょっとやっぱりそれはネックだったが、できるだけ気をつけて本当に気をつけて来た」
感染対策で開催は「制限付き」
地元は2年ぶりの開催をどのように受け止めているのでしょうか。
河津町民:「他県から来る方たちもいるのでそこら辺が不安です。でも開催されるのはうれしいので気持ち半々というところですかね」
お店:「お祭りが好きなもんで、やっぱり町内がにぎやかじゃないとつまりませんから、できるってことだけでうれしい」
会場では様々な感染防止対策がとられています。こちらは今年初めて設置された検温所。祭りの醍醐味ともいえる屋台は、感染予防のためサービスの試食は禁止に。
また駐車場の台数をあらかじめ制限。例年なら660台分用意しているそうですが、およそ400台に減らしています。夜桜が楽しめるライトアップもまん延防止措置が適用される20日までは行わず、その後実施する予定です。
河津町によりますと、今年はおよそ30万人の人出を見込んでいます。桜は20日前後にも見頃を迎える予想です。
河津町産業振興課
板垣雄大さん:「やっぱり町で一番盛り上がる、一年で一番大きい祭りなので。2年ぶりに活気が戻ってきたのかな、ちょっとまだきょう開幕で桜も咲いていないのでお客さんも少ないんですけど、その入口は見えてきたのかなという思いがあります」