「県境だからちょっと怖い」…あすから愛知県にも緊急事態宣言 「同じ生活圏」…県境の街の静岡・湖西市は
愛知県に隣接する、県境の街・湖西市。車で数分走れば愛知県という場所にある市内の交差点では、11日も豊橋や三重など、県外ナンバーが多く見られました。
東京・大阪など4都府県に出されている緊急事態宣言は、12日から愛知県と福岡県を追加し、今月31日まで延長されます。同じ生活圏であるにもかかわらず、湖西市に隣接する豊橋市では、不要不急の外出自粛や飲食店への酒類の提供禁止といった要請が行われることに…。
湖西市民 60代:「これからまた増えるかと思うが、結構豊橋ナンバーの車がスーパーに行くとあるので、(愛知県と)ちょっと近いので人の往来が心配」
湖西市民 40代:「県境だからちょっと怖いは怖い。豊橋に行くこともよくあるので、(愛知県に)行くのをやめておこうかなと思う」
宣言発令を前に、県境周辺で避けられない人の往来に不安を感じている様子でした。
道の駅支配人「お客さんが戻りつつあったのに…」
道の駅潮見坂 志田哲秀支配人:「せっかく戻りつつあるお客さんが、これで外出を控えることになって、うちの方もお客さんが減るのかな」
こう話すのは静岡県で最も西に位置する、道の駅の支配人です。湖西市の「道の駅・潮見坂」。近隣で採れた野菜を販売するほか、レストランではしらす丼を楽しめるなどグルメも充実。地元の人だけでなく、観光客や運送業者が立ち寄り、県外からも多くの人が訪れます。
11日も駐車場には、岐阜や豊橋といった県外ナンバーの車が。県外からの客が3割を占めるそうです。12日から再び、愛知県に緊急事態宣言が発令されるのを前に不安を口にします。
志田支配人:「(売り上げは)かなり厳しい状況。基本的にはお客さんが来てもらって初めて売れる状況なので、お客さんはどちらかというと、通り道で寄る方が多いので、最初から買い物で来る人は、本当に地元の方で限られているので、お客さんに来てもらわないと売り上げとしてはかなりダウン」