浜松商工会議所青年部の集団感染 交流会の2次会で感染か
27日、浜松市は浜松商工会議所青年部で感染者集団=クラスターが発生したと発表しました。
27日発表された青年部会員の5人は、いずれも40代か高齢ではない成人の男女。感染経路は、23日に市内の飲食店で開催された交流会の2次会とみられています。さらに、28日浜松市は、この2次会の参加者や同居家族、それに飲食店の従業員ら新たに12人の感染が確認されたと明らかにしました。20歳未満から40代の男女で、いずれも軽症や無症状だということです。
25日に感染が判明した青年部の会員を含め、このクラスターによる感染者は、18人になりました。クラスターは浜松市で4例目、県内では12例目です。
浜松市によりますと、浜松商工会議所青年部は23日に東日本大震災の被災地を支援する交流会を開きました。飲食店を貸し切り70人ほどが参加。
その後、26人が市内の別の飲食店に移動し、一部の参加者がマスクを外し、席を移動したということです。ここで感染が広がったとみられています。県内では8月25日以降、5人以上の感染者が出ていませんでした。
浜松市中区にある飲食店
魚魚一・仲村健太郎・代表取締役:「危惧はしているが、前回7月のクラスターとは様相が違うとちょっと感じている。お客も私たちも勉強した。前回の経験を踏まえて冷静。気持ち的に冷静に対応できている」
7月に市内で初めてクラスターが判明した際には、市が発表した当日に、キャンセルが続いたといいます。今回は、今のところ、キャンセルの連絡はきていません。
魚魚一 仲村健太郎・代表取締役:「(利用客が)このまま増え続けてほしい希望はあるが、この後のクラスターの2次3次の広がりによって変わってくると危惧している」
浜松市は「不特定多数に感染する恐れがない」として、店の名前を公表していません。2次会に参加していた11人の検査を進めています。