教職員による不祥事根絶のための3本柱を決定「不退転の決意と強いリーダーシップで指揮する」静岡県池上重弘教育長

静岡県の池上重弘教育長は16日会見を開き、相次ぐ教職員不祥事の根絶を目指し、今後取り組む施策を発表しました。

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教職員による不祥事根絶のための3本柱を決定「不退転の決意と強いリーダーシップで指揮する」静岡県池上重弘教育長

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池上重弘教育長:
「児童生徒、保護者を始め 県民の皆さまの信頼を大きく損ねていることに対し心からお詫びを申し上げます」

 16日午前開かれた会見で池上教育長は、度重なる教職員の不祥事を受けた県の対応と、教育施策への思いを発表しました。

池上重弘教育長:
「私自身、不祥事の根絶に向け、不退転の決意と強いリーダーシップで事務局を指揮してまいる」

 池上教育長が去年4月に就任後、県内では昨年度14件、今年度4件の教職員の懲戒処分があり、不祥事が相次いでいます。

 このうちわいせつ行為や体罰、不適切な言動が9件と半数を占めます。

これを受け県教委は、不祥事を他人事としない取り組みの強化や、体罰や不適切な言動防止のためのガイドラインの作成、アンガーマネジメントに関する研修の実施の3本柱で、不祥事根絶に向け取り組むとしています。

 また新たに学校だけでなく、高体連や高野連などの教育団体に対しても、必要に応じて直接教育長との面談の場を設ける方針です。

池上重弘教育長:
「3つの取り組みを通して、子どもたちの学びの場での人権がしっかり守られて、教職員の間でも風通しのよい職場が作られていくように働きかけていきたい」