2年半ぶりに出された緊急地震速報 静岡県民の受け止めは
東伊豆町民:
「呆然と立っていて、携帯見てテレビ見て、来るか来ないか待っている状況で備えることは できなかった」
東伊豆町民:
「(家が)かなり震えた。下から突き上げる感じで、 怖かった。きょうから2、3日夜が不安」
22日午後4時42分、 県内にも緊急地震速報のアラート音が鳴り響き、東伊豆町や牧之原市で震度3を観測。
広い範囲で揺れを観測した伊豆半島を中心に一時、緊張が走りました。
富士市民(70代):
「速報を聞いてまもなく揺れを感じた。孫がいたのでちょっと怖いなと思ったので、すぐ孫はテーブルの下に潜り込んだ。逃げる時間は十分あったと思う」
西伊豆町民:
「携帯がすごい勢いで鳴ってやばい、地震が来るんじゃないかなと。あれだけ大きく鳴ったら津波が来るんじゃないかなと。揺れた後に。そういう感じはあった」
緊急地震速報とは、地震の発生直後に各地の揺れの到達時刻や震度などを予想し、素早く知らせる情報のこと。
強い揺れの前に、自らの身を守ったり、列車のスピードを落としたりする目的があります。
気象庁は、緊急地震速報(警報)を出す条件について、地震波が2点以上の地震観測点で観測され、最大震度が5弱以上、または最大長周期地震動階級が3以上と、予想された場合に発表するとしています。
県によりますと、県内に発表されたのは2020年12月18日の新島・神津島近海で発生した地震以来、およそ2年半ぶりです。
突然のアラームに松崎町の幼稚園では…。
松崎町立松崎幼稚園園長:
「携帯から発信があり、これは地震だということで皆で机の下に潜ったり、園庭で親子が遊んでいたので地震だと伝えて、収まってから避難した」
5月に入り、全国で相次ぐ地震。
県内に発表された一報で今後の備えについて、考えるきっかけとなった人も多いようです。
伊東市民(10代):
「日ごろから地震が来た時用の防災など意識をしておくのがいいかなと思う」
御殿場市民(10代):
「すぐ逃げるということを常に頭に考えて、いざという時に逃げられるように備えておくことが大事」