ロボットやAI技術を駆使した未来都市とは…中学校でウーブン・シティ出前授業 静岡・裾野市

 静岡県裾野市で建設が進む実験都市=ウーブン・シティについての出前授業が27日、市内の中学校で行われました。

 トヨタ自動車が進める「ウーブン・シティ」プロジェクトでは、ロボットやAI技術を駆使した未来都市の開発に取り組んでいます。東富士工場の跡地に2021年2月に着工。来年夏に第一期の建物が完成し、再来年に一部実証実験が始まります。

 27日は不二聖心女子学院の中学生を対象に、出前授業が行われ、ウーブン・シティとは何かが解説されたほか、この場所で将来やってみたいことなどについてグループディスカッションが行われました。

 そして、その後の発表では、障害者に住みやすい街や太陽光パネルを利用した街づくりなど面白いアイデアが披露されていました。

中学3年生:「私たちも誰かのための開発者になれるということを知れたので、いろんなことを考えていきたいと思う」

中学3年生:「病院や周りに薬局がない方々のためにドローンで薬を届けたい思いがあり、ウーブン・シティで是非かなえていただきたい」

トヨタグループ広報 小野玲実さん:「私たちも自分たちのためというより誰かのためにやっておりますので、皆さんと一緒に我々も頑張っていきたい」

 トヨタグループでは今後も定期的に出前授業を開催する予定です。