暴れる虎を生け捕りに…無形民俗文化財「小稲の虎舞」披露 静岡・南伊豆町
静岡県の無形民俗文化財「小稲の虎舞」が28日夜、南伊豆町の特設舞台で披露されました。
これは中秋の名月の前夜に地元の神社に奉納される伝統芸能で、地元の青年たちにより江戸時代の劇作家、近松門左衛門の浄瑠璃「国姓爺合戦」の一部が演じられます。「和藤内」と呼ばれる青年が、竹藪で暴れる大きな虎を生け捕りにして「虎をやすやす従えてうれしいな」と口上を述べると、観衆から惜しみない拍手が送られていました。新型コロナの感染拡大の影響で、今回は4年振りの開催でした。