静岡高校で入学式 希望にあふれる新入生たち 国歌斉唱は歌唱控えめで

県立高校では4月6日、入学式が行われました。

画像: 静岡高校で入学式 希望にあふれる新入生たち 国歌斉唱は歌唱控えめで

静岡市葵区の県立静岡高校では、校門近くに設置された看板の前で記念撮影をしようと新入生と保護者の行列ができました。そのときだけマスクを外すと、笑顔がこぼれます。

国歌斉唱は歌唱控えめに

一方、入学式の会場となる体育館の前では別の行列が。

高橋諒記者:「新入生と保護者がこちらで消毒をして会場にはいっていきます」

新しい生活様式は入学式でも徹底されていました。さらに式が始まる直前にもコロナ禍での入学を印象付けるアナウンスが。

アナウンス:「式中の国歌斉唱・校歌斉唱につきましては感染予防の観点から歌唱を控えめにお願いします」

「ただ今より 令和3年度入学式を挙行いたします」

 控え目の国歌斉唱で始まった今年の入学式。新入生も保護者もマスク姿です。保護者は密を避けるために、生徒1人につき1人に制限されました。

希望に満ちあふれるマスクの下の表情

静岡高校の今年の新入生は、去年より40人少ない287人。少子高齢化の影響で、今年から一クラス分定員が減ったためです。
 コロナ禍で新たに高校生となった新入生たち。マスクに隠れたその表情は、希望に満ち溢れていました。

新入生(女子):「入学できてこれから高校生活始まるなっていう気持ちでとてもわくわくしている」

新入生(男子):「中学1年の時、勉強ができていなかったので高校では1年の時から気を抜かず日々学習していきたい。」

甲賀大輔教諭:「コロナのことと、それから大学入試もこれから大きく変わっていくと言われているなかで、いろいろこう先行き不安な部分もあると思うんですけど、目の前のことにひたむきに取り組んで高校生活を充実させてもらいたいなというふうに思っています。」