性暴力被害を受けた子どもにどう向き合う…警察官や自治体職員、学校職員らが研修会 静岡市 

 性暴力被害を受けた子どもにどう向き合えば良いかを考える研修会が、静岡市で開かれました。

 この研修会は、性暴力被害の実情や被害に遭った子どもへの接し方を知ってもらうために行われ、警察官や自治体職員、学校の職員ら21人が出席しました。

 会では、大阪府に住む心理カウンセラーの柳谷和美さんが自身の経験を話しました。柳谷さんは5歳と7歳の頃に近所の男性と親族の男性から性暴力被害に遭いましたが、周りの大人に相談しづらかったと言います。
    
柳谷和美さん:「困ったときこそ話してねって、なんでも話せる大人がそばにいるってすごい大事だなって思います」

 静岡県警によると、県内では強制性交等罪や強制わいせつ罪の被害の届け出は年間平均160件と直近7年間ほぼ横ばい。また、法務省の調査では性暴力被害にあった人が届け出るのは14.3%で、被害を訴えにくい状況が浮き彫りになっています。