コロナ禍で人との関わりを学ぶ機会が減ったからか…小学校の暴力行為が1.5倍に 静岡県
昨年度、静岡県内の公立小学校での暴力行為が1.5倍に増えたことが分かりました。
文部科学省が実施した「昨年度の児童生徒の問題行動・不登校などに関する調査」によると、昨年度、県内の公立小学校での暴力行為は3608件で、前の年から1250件増え、1.5倍となりました。そのうち74%が子ども同士の暴力でした。
理由について県は「新型コロナウイルスの影響で人との関わり方を学ぶ機会が減り、言葉で表現できず暴力的行動に繋がってしまったと考えられる」と分析しています。
また、いじめの認知件数は小学校・中学校ともに前の年と比べて増加となり、県は「これまで以上に児童生徒に目を配り、適切な初期対応を組織的に行うよう周知する」としています。