飲食店は、酒店は、動物園は…『まん延防止措置』解除の前日 準備に追われる現場は… 静岡市
日本平動物園
3連休最終日の21日、多くの家族連れでにぎわった日本平動物園。
家族連れ:「この連休はあまり出かけられないので、3連休最後の日だけ、ちょっと出かけようかなと思ってきました」
園はコロナ禍で、多くの行事を自粛してきました。
22日午前0時で、まん延防止措置が解除されることから、見送っていたイベントを再開させる準備を進めていました。
日本平動物園 企画係 野田邦洋さん:「本来、春の動物園祭りが3月5日から開始予定だったんですが、まん延防止が明けてからということになりました。このまん延防止措置が延長したときに『できないかなぁ』と心配していたので、開催できてほっとしております」
酒店
県内の飲食店、およそ600店にお酒を卸している、こちらの酒店では、解除を前に、飲食店から多くの注文が入り配達作業に追われていました。
まん延防止措置の適用中は、トラックを10台から5台に減らし、従業員も午前と午後でシフトを分けるなど規模を縮小して営業を続けてきました。
亀屋村越 大久保忍社長:「仕事があるってことでね。本当に幸せさを皆感じてね、仕事してると思うんだけど。まん延防止中よりは荷物は、倍ぐらい多いんだけど、それでもコロナ前に比べれば、3,4割程度で本当にありがたいんだけど、まだまだ荷物は少ないですね」
取引先の飲食店は、ほとんどが休業になり、先月の売り上げは、コロナ禍前の2020年の同じ月と比べると83%減りました。今月はやや持ち直しましたが、それでも7割程減る見込みです。
亀屋村越 大久保忍社長:「2カ月って本当、自分も厳しいけど、あと従業員も苦しいし、飲食店がはやれば、私たち会社もね、売り上げも伸びるし。お互い協力しながら、頑張っていきたいと思います」
飲食店
串焼きが人気の飲食店「モガル静岡駅前店」。こちらの店では、まん延防止措置期間中、時短要請に応じ、お酒の提供は午後8時まで、営業時間は午後9時までとし、県の要請に応じてきました。
モガル静岡駅前店 小林聖料理長:「かなり厳しかった。前年の3分の1ぐらいの売り上げがずっと続くとか、本当にお客様が来ない日があったというのがあったので辛かったですね」
21日は、翌日からの解除にあわせ、食材の仕込みやアルコールの機械を点検するなどの準備に追われていました。22日は3組11人、23日は6組33人の予約が入っています。
モガル静岡駅前店 小林聖料理長:「リピートという形でまた来てくれているお客様たちが多いので、そのお客様たちにもう一回満足してもらえるような料理提供とかサービスを心掛けていきたいと思います」