返礼品は食事券…アウトレットに「ふるさと納税」の自動販売機を設置 「パソコン苦手でもできて便利」 静岡・御殿場市
御殿場プレミアム・アウトレットのEAST ZONE、「ごてんば観光案内所」の
すぐ近くに設置された自動販売機。そこには「ふるさと納税」の文字が。
アウトレットでは「全国初」となるふるさと納税用の自動販売機の設置。寄付金額は、1万円から10万円で、運転免許証などで本人確認をし、クレジットカードで納税します。気になる返礼品は、アウトレット内の飲食店で使える食事券です。納税後、発行されるレシートを観光案内所にもっていき、食事券と交換します。
御殿場市は去年12月、静岡県で初めてゴルフ場にふるさと納税ができる自動販売機を設置。返礼品はすぐに使えるプレー補助券でした。
そして、今回の第2弾として国内最大の売り場面積があり、年間1000万人が訪れる御殿場プレミアム・アウトレットに設置しました。狙いは「返礼品目的」の納税ではなく、自治体を応援するという「共感応援」の納税へと転換を図ること。
御殿場市 勝又正美市長:「普通のふるさと納税は返礼品ですが、この自動販売機は御殿場市に来ていただいた方がアウトレットの魅力、感動・思い出を作っていただき、体験した中でふるさと納税をしていただくという思いで設置した」
設置初日の先週金曜日、早速納税する人が…。
男性利用者:「手続きがすごく簡単で、フードコートでお食事ができるみたいなので、これから行く。通常ふるさと納税はパソコンでするが、パソコンを使えない人もいると思うが、自販機だとボタン操作一つでできるので、5分もかからずにできるので、パソコン苦手な方もできるし、すごく便利だと思う」
御殿場プレミアム・アウトレット:泉竜治副支配人:「地域貢献を図りたいという思いがある。ご来場いただいたお客様にこんな形で利用が出来ると知っていただいて、結果として納税することで、御殿場市に貢献できると理解していますので、今回そのような形でつながれば我々としては効果として捉えているので、満足いく結果になると思う」
御殿場市では今後も市内の大型観光施設や宿泊施設等への自動販売機の設置を予定しているということです。