車を急発進させて警察官を殺そうとした罪などに問われている男に対し懲役10年を求刑 静岡地裁沼津支部
去年6月静岡県沼津市で、車を急発進させ警察官を殺害しようとした罪などに問われている男の裁判で、検察は懲役10年を求刑しました。弁護側は懲役4年を求めています。
起訴状などによりますと、名古屋市の無職の被告(39)は去年6月新東名高速の駿河湾沼津サービスエリア上りの駐車場で、職務質問を受けたました。
その際車を急発進させて、当時50歳の男性警部補をおよそ8.7m引きずり、殺害しようとした罪などに問われています。
10日地裁沼津支部で開かれた裁判で、検察は「被害者の生命に危険を及ぼす行為で殺意が認められる」として、懲役10年を求刑しました。
一方、弁護側は「人を死なせてしまうほど危険な行為ではなかった」と反論し、懲役4年の判決を求めました。
判決は19日に言い渡されます。