車を車を急発進させ警察官を殺害しようとした男に懲役8年の判決「未必の殺意を持って被害者を転倒させた」静岡地裁沼津支部
去年6月沼津市で車を急発進させ、警察官を殺害しようとした男に
地裁沼津支部は懲役8年の実刑判決を言い渡しました。
判決によりますと、名古屋市の無職の被告(39)は去年6月、新東名高速の駿河湾沼津サービスエリア上りの駐車場で、職務質問を受けました。
その際、車を急発進させて当時50歳の男性警部補を数メートル引きずり、殺害しようとした罪などに問われています。
19日の判決で地裁沼津支部の野澤晃一裁判長は、「その場から逃走するため、未必の殺意をもって被害者を並走させて引きずり、
転倒させて傷害を負わせた殺人未遂の事案」と指摘。
さらに、「被害者の頭部をひくなどして死亡させる恐れのある危険な態様で、殺意の程度が強くないことを踏まえても悪質な犯行である」などとして、藤井被告に懲役8年の実刑を言い渡しました。