400年前から語り継がれる…南伊豆に流れ着いた「仲子姫伝説」 川勝知事「貴重ですね」…遺品と伝わる書物と鏡を初公開 静岡・南伊豆町
静岡県南伊豆町で400年前から語り継がれる伝説についての展示会が開かれ、移動知事室で訪問中の川勝平太知事も視察に訪れました。
13日から南伊豆町で開かれている「仲子姫伝説展」。江戸幕府が出来て間もない1609年、女官・仲子姫は、京都御所で起きた事件に巻き込まれ、伊豆諸島の新島に流罪に。しかし、渡し舟がしけにあって南伊豆に流れ着き、庄屋の家に匿われて16歳から14年間を過ごしたとされています。
会場では、関連資料がまとめられているほか、元庄屋の旧家に残る遺品と伝わる書物や鏡が初公開されています。
移動知事室で訪れている川勝知事も視察に立ち寄り、説明を熱心に聞いていました。
川勝知事「本物ですか? 本物?」
主催者「そうです。と思います」
主催者「書物とこれ(鏡)しか残っていません。」
川勝知事「貴重ですね」
仲子姫は幕府から赦免され、14年後に京都に戻りましたが、南伊豆町には賀茂や一條、二條など京都とつながりのある地名が残っていて、ゆかりを感じさせています。
展示は18日土曜日まで行われています。