【旧統一教会と政治】若林洋平議員が参院選期間中に静岡支部訪問 案内した佐地茂人県議「深く反省しております…」
若林議員と旧統一教会との関係は…
今週、初めての会合が開かれた消費者庁による霊感商法への対策検討会。霊感商法をめぐる相談は7月以降、急増しているといいます。
きっかけは安倍元総理の銃撃事件。その後旧統一教会と政治の関係が次々と明るみになっています。7月の参院選で初当選した自民党の若林洋平参院議員。選挙戦のさなか旧統一教会のメンバーに投票を依頼する電話かけを手伝ってもらうなどの支援を受けていたことが分かりました。
29日静岡朝日テレビの取材に応じた若林議員は「旧統一教会の関係者がいると知っていた人もいるかもしれないが、私自身は知らなかった。今後も教団関係者と関わるつもりはない」とコメントしています。
また若林議員は銃撃事件前の選挙期間中、6月26日に自民党の佐地茂人県議の案内で、静岡市にある旧統一教会の静岡支部を訪れていました。会合に参加しあいさつしたということです。
これについて若林議員は「当初は旧統一教会だと気がつかなかった。出席したのは会の冒頭だけで、旧統一教会と分かって、すぐに佐地県議に抗議し断りを入れた」としています。
若林議員を教団施設に案内した佐地県議は―
自民党
佐地茂人 県議:「私の方で案内をさせてもらったが、(若林氏が)『ここの団体ではちょっと私も困る』ということで、はっきり態度を表明して、あいさつだけちょっと簡単にさせてもらって失礼したというような形で」
施設を訪れた経緯については、自らの支援者でもある教団関係者から依頼を受けたと説明しました。
自民党
佐地県議「(若林)候補がどのような考えを持っているか一度しっかりお話を伺いたいという内容だった。それに関しては若林さん自身も全く知らなかった話」
Q:佐地県議自身は旧統一教会の方である、あるいはそこの教会であるという認識は当然あるわけですよね?
佐地県議:「私は他の宗教団体の方々も同様の形で平等にお付き合いしていた。今社会問題化している中で、そうした状況であるのは非常に問題があると思っているので、その前はそうした認識は、申し訳なかったがしっかりと思ってはいなかった」
佐地県議をめぐっては旧統一教会の関連団体が主催するサイクリングイベントの実行委員長を務めていたことも分かっています。
今後の旧統一教会との関わりについては―
自民党
佐地県議:「私も知らなかったとはいえ、非常にうかつで軽率な対応をしてしまったと深く反省しております。当団体とも当然のことながらしっかりとした形で、付き合いをお断りしていきたいという形で考えております」