土石流災害で被災した熱海・伊豆山地区に「祈りの場」を 市が復興計画を発表 今後被災者らと意見交換 静岡・熱海市

 静岡県熱海市は25日、土石流災害で被災した伊豆山地区に、祈りの場を新設することなどを盛り込んだ復興計画を発表しました。

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土石流災害で被災した熱海・伊豆山地区に「祈りの場」を 市が復興計画を発表 今後被災者らと意見交換 静岡・熱海市

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 市が明らかにしたのは、伊豆山のまちづくり将来像図で、25日に開かれた2回目の復興計画検討委員会で住民などからなる委員に初めて示されました。将来図によりますと、伊豆山地区に亡くなった被災者への祈りの場や住宅再建が困難な被災者のために公営住宅を新設することなどが盛り込まれています。説明を受けた委員からは計画に理解を示す声も上がりましたが苦言もー。

自宅が被災した
中島秀人さん:「広場だとか公園だとか復興に向けて作ることはとてもいいことだと思うんですけれども、警戒区域の中には一つも反映されていない」「本当は、警戒区域の中が復興してこそ本当の復興だと思っているので、まず、警戒区域の中のことを考えて頂きたいと思っています」

 市は、今後多くの被災者らと意見交換をするため月に1回程度ワークショップを行い、復興計画を完成させるとしています。

 一方、斉藤栄市長はきょうの定例会見で発災後から市役所などに置かれていた募金箱での義援金の受け付けをきょうで終了すると発表しました。義援金はこれまでにおよそ13億4800万円が寄せられているといい、振り込みでの受付は今月末まで対応するということです。

斉藤栄市長:「ここで義援金は、ルールに基づいて、被災された方にお配りするものは終了させていただきますが、引き続き支援金というかたちで、ふるさと納税であったり、(支援金は)今後、被災地の復旧復興に活用していきたいと考えています」