リニア新幹線の議論の中で再び話題となった「静岡空港新駅」空港利用者の受け止めは
リニア問題を巡る議論の中でまた熱を帯びて来た静岡空港新駅構想。空港の利用者はどう受け止めているのでしょうか?
山梨県の長崎知事が13日に開いた会見で”あの話題”が飛び出しました。
山梨県・長崎幸太郎知事(13日):
「静岡空港駅構想。これにつきましても、JR東海さんに関係する話なので、そこはしっかり議論を積み重ねて、真摯に向き合っていただきたいと思いますという旨を改めて同時にお願いしたところです」
リニアが全線開業した後の話ではありますが、静岡空港に東海道新幹線の新駅を設置したいという構想。
期成同盟会から出てきたこの考えに、JR東海はかねてから一貫して実現性を否定しています。
JR東海・丹波俊介社長(8日):
「既存駅の停車回数を増加させることを検討するときに、利便性の向上が難しくなる。プラスの効果をもたらすということにはならないということで、設置することは難しいと従前から申し上げている」
空港利用者の意見は
東海道新幹線は静岡空港の真下を通っています。
リニア新幹線をめぐるさまざまな議論が続く中で、静岡空港の利用者たちは「空港新駅」について、どう考えているのでしょうか。
浜松市民:
「アクセス(方法)が車しかないので駅ができたら利用者も増えるのでは。(駅が)あったら観光も盛り上がると思うのでいい」
掛川市民:
「私は必要ないと思う。掛川に住んでいるが、家から30分40分くらいで空港に来れるし、家からは掛川駅もすぐそばなので特に必要性は感じない」
島田市民:
「必要だと思うし、利便性がいいので使いたい。かなりここが潤うと思う。もっともっと活性化するのはすごく楽しみ」
国内では新幹線が直結する空港はありません。
地理的に有利な静岡空港の新駅構想。
リニアの議論と共に、今後加熱してくるのでしょうか。