元校長の再審請求を高裁が棄却 高校の調査書改ざんめぐる贈収賄事件 静岡・旧天竜市
15年前、静岡県の旧天竜林業高校で起きた贈収賄事件で、裁判のやり直しを求めていた元校長に対し、東京高裁は再審を認めない決定をしたことがわかりました。
旧天竜林業高校の元校長は、元天竜市長から孫の調査書を改ざんする見返りに現金20万円を受け取ったとして、2010年に収賄の罪で有罪判決が確定しています。
元校長は裁判を通じて一貫して無罪を主張していて判決後、地裁浜松支部に再審請求を行いましたが、2016年に棄却。東京高裁に即時抗告していました。
元校長の弁護士によりますと、1日に東京高裁から再審請求を棄却するとした決定書が届いたいうことです。今後、元校長と相談し最高裁への特別抗告を検討していくとしています。
この贈収賄事件をめぐっては元天竜市長も去年10月に再審請求を行っています。