暑い!静岡県内9地点で今年最高気温 春の熱中症対策に売れているものは…
きょうの静岡県内は、多くの地点でことし最高気温を記録する暑い一日となりました。暑さに体がまだ慣れていないこの時期。春の熱中症への注意が必要です。
県内9地点で今年最高気温を記録
強い日差しが降り注いだきょうの県内。ことし最高の24・3度を記録した静岡市葵区の公園では、園児が遊びまわっていました。この暑さの中でも元気な園児と対照的に、引率する先生は暑さが気がかりです。
保育園の先生:「お散歩にお茶を冬は持ってこないんですけど、夏は何回も好きな時に飲めるように水筒に入れて持ってきています。衣服の調節を保護者様に随時お伝えして、薄いものというか、朝晩の気温差があるのでトレーナーはやめてTシャツにしてくださいというようなことをお伝えしています」
浜松市佐久間で28.5度、川根本町で28.4度など、県内9地点で今年最高を記録するなど、各地で5月下旬から7月上旬並みの暑さとなりました。
男性会社員:「在宅勤務の時は、長袖じゃなくて半袖にしたり短パンにしたり、今日朝東京から来たんですけど、東京より暑い気がします」
女性会社員:「先週くらいから(日傘を)さしはじめたので、やっぱりさしていないと頭が痛くなってしまうので、結構重宝しています」
春の熱中症対策用に売れているのは…
暑くなればなるほど食べたくなるのが冷たいもの。こちらの店では 先週ごろからアイスの注文が2倍に増えたそうです。
chagama店長:「ここ数日間の間に暑さが増してきたこともあってか、アイスクリームであるアフォガードというメニューだったり、テイクアウトの冷たいドリンクがよく出るようになりました」
そしてドラッグストアでは早くも熱中症対策商品が並んでいます。
各務実来記者:「入口を入ってすぐのこちらの商品棚には、熱中症対策と書かれたポップと数多くの商品が並んでいます」
杏林堂副店長:「春の熱中症対策として、こちらの塩分タブレットや熱中症飲料/接触冷感マスク、こういったものを取り揃えております」
コロナ禍でマスク生活が普通になっていることもあって、通常のものより通気性のよい不織布を使用して作られている冷却マスクも。こちらの店では今月に入ってから商品の数を増やし目立つ位置に並べ始めました。季節を一気に飛び越えたような暑さ。医師は警戒を呼びかけます。
静岡済生会総合病院救命救急センター
小柴真一センター長:「熱中症は体が暑さに慣れていないときに、急に暑くなると起こりやすいので心配です。小さいお子さんやお年寄りは暑さに慣れるのがなかなか難しいので、周りの人が気づいて暑いから涼しいところ行こうねとか水分補給しようねと促すことが大切ではないかと思っています」
季節外れの暑さはきょうで一旦落ち着きあすは平年に並みになる予想です。ただ来週後半も夏日になるところがある予想で、引き続き熱中症には注意が必要です。
静岡済生会総合病院救命救急センター
小柴真一センター長:「湿度が高くならないように環境を整えて、後は軽い運動をして、暑さに慣れていくことですね」