【参院選 山崎真之輔氏の戦い】静岡ショックの主役…初当選の原動力、川勝知事の支援なく 静岡選挙区
去年の参院補選と同じ場所から選挙戦をスタートした、無所属の山崎真之輔氏。
無所属 山崎真之輔氏:「この国の力は明らかに落ちていっているんですよ。変えるのは誰か。それは野党なんです。皆さんなんです。
そして、私なんです。この戦いは、いかにこの日本の未来を変えられるか、それが問われています」
出陣式には所属する会派の国民民主党に加えて、立憲民主党の国会議員の姿も。ただ、前回得られた党の推薦は女性問題などを理由に見送られました。
初当選の原動力 川勝知事の不在
そして、決定的な違いは―
静岡県 川勝平太知事(6月29日)
Q.公示後に演説など応援に入った実績や今後入る予定があるかどうか、また応援する特定の立候補者がいるかどうか再度教えてください
A.「応援に入った実績があるかどうか?ありません。応援に入る予定があるかどうか?ありません。それから特定の候補者を応援するか?特定の候補者を応援いたしません」
初当選の原動力となった川勝知事の不在です。
無所属 山崎真之輔氏
Q.前回65万票を取ってそのあと不祥事があった。
A.「少しでも仕事で恩返しをする。しっかりと乗り越えて6年間フルに恩返しをしていきたいという気持ちでいっぱいです」
野党候補を強調
山崎氏個人の力が一層問われる選挙戦となりました。
無所属 山崎真之輔氏
「野党がしっかり力をつけて、緊張感を持って、政府を健全に適切に正していけば、しっかり政策が動くんです」
無所属 山崎真之輔氏
「自分にとっても、野党にとっても厳しい戦いであります」
去年の参院補選では「県民党の幹事長」を名乗った山崎氏ですが、この選挙戦では自らを野党候補と強調。
国民民主党 玉木雄一郎代表
「何とか山崎真之輔に勝ってもらって、この素晴らしい人材にもう一度国会で働いてもらいたい。会派を共にする政党の代表として、皆さんにお願いに伺いました」
一方、補選で争点となったリニア問題をめぐっては、今回も「命の水を守る」とアピール。
無所属 山崎真之輔氏
「予算委員会で質問する機会を得たので、岸田総理を目の前にしてこの問題について『誤解をしないでください』。『静岡県がわがままを言っているから工事を止めているわけではないですよ』。
予算委員会で言ったことのある人間は、私山崎真之輔だけ。
どんな形であれ命の水を守る、そのことに私は命を燃やしていきたい」
最後まで去年の“静岡ショック”の再現を目指しました。
無所属 山崎真之輔氏
「相手候補には追いつきそうで、まだ追いつけない。二番手に入らなければいけないんですが、まだまだ三番手なんです」
無所属 山崎真之輔氏
「恩返しがしたい。ただそれだけであります。もっともっとお役に立ちたいんです」
選挙戦が最終盤になると―
無所属 山崎真之輔氏
「昨年の県知事選挙のときから、私は東京時代から静岡時代を作ろう。このキャッチコピーで川勝知事と戦ってきました。
皆さん、今も川勝知事は私の隣にいます。タッグを組んでやっているんですよ。
皆さん、助けてください。応援してください。どうぞよろしくお願いします」
そして、きのう夜の最後の訴えでも…。
無所属 山崎真之輔氏
「皆様には見えないかもしれませんが、川勝知事は今、私の横にいてすでに一緒に政策を動かしている。静岡県をいい県にしよう。それによって、日本全国を豊かにしよう。そういった思いで動いているんです。
思いっきり働きたいです。助けてください!よろしくお願いします!」(深く頭下げる)