「ムードメーカーみたいな存在だった」…女子中学生誘拐事件の容疑者の知人 少女は遺体で発見 浜松市天竜区
高橋諒記者:「山間部のキャンプ場にいます。少女はこちらのテントの中で見つかったと見られ、警察が捜査を行っています」
現場付近にいた男性:「ドラマで見るような現場検証する人がいっぱいいて、大きい車が止まっていて、物々しい感じがした。2~3週間に一回はいるが、普段だとこの河原に人はいない」
現場付近にいた男性:「きのうの3時ぐらいからいた。きのうは静かだった。ついた時は3台くらいパトカーが止まっていて、警察が4、5人立っていた。身近で事件がおきて悲しい」
容疑者「自分だけ死にきれなかった」
16日、浜松市天竜区のキャンプ場で、行方不明になっていた
市内の女子中学生(15)がテントの中から遺体で見つかった事件。この少女を誘拐した疑いで逮捕された福岡市東区の33歳の無職の男は、警察に発見される直前に「自殺しようと思ったが、自分だけ死にきれなかった」とキャンプ場から110番通報していました。
捜査関係者によりますと、少女に目立った外傷はなく、テントの中には使用済みの炭が残っていたということです。2人は事前にSNSなどでやりとりをしたとみられていて、警察は男がテント内で少女と自殺を図ったとみて捜査しています。
容疑者の知人は「明るくて、誰にでも優しい。悪いことする人じゃない」
男は少女を15日午後1時半ごろに誘拐した後、車でキャンプ場まで移動したとみられています。逮捕された男について知人は「ムードメーカーのような存在だった」と話します。
容疑者の同級生:「もう明るくて、誰にでも優しい。今聞いてびっくりして。誘拐のような悪いことする人じゃない。学生のころは明るくて、誰とでもワイワイする。ネガティブなところは見たことない。優しかったから、モテてたと思う」
「後輩からも慕われていたと思う。中学校ではムードメーカーのような存在」
少女は15日は中学校を欠席していました。警察は司法解剖を進め、少女の死因の特定を進めるとともに、逮捕された男との関連を調べています。