【新型コロナ】さらに女性教師も…児童会関連の変異ウイルス感染11人に 袋井市では新たなクラスター 静岡県13人感染
変異ウイルスに感染したのは、クラスターが確認された放課後児童会が設置されている小学校の女性教師です。17日に感染が確認されていましたが、その後、市が再度検査を行ったところ変異ウイルスが検出されたということです。このクラスター関連では、これまでに児童ら23人が感染し、変異ウイルスの感染者はこれで11人目です。これまでの10人はイギリス型でしたが、女性教師が感染した変異ウイルスの型はわかっていません。残る9人についても、変異ウイルスの検査が行われています。
また、クラスターが発生した浜松医療センターの高齢の女性入院患者の感染も確認されました。これで2次感染も含む累計感染者は104人となりました。
袋井市の事業所で新たなクラスター
県内全体の新規感染者は13人で、袋井市の事業所では、18日に発表された磐田市の男性5人を含め、これまでにあわせて9人の感染が判明し、新たなクラスターに認定されました。この事業所では30人ほどの従業員がいて、残る十数人の検査を進めています。事業所では製品の梱包作業をしていて、休憩所などで感染が広がったとみられます。
静岡県地域医療課 永井しづか技監:「休憩場所が狭かったということで、そこでの飛沫感染あるいは接触感染があったのではないかということと、同じ機械を取り扱う際に手指消毒が不十分で、接触感染が起きたのではないか」
県は「事業所の従業員を全員特定できている」として、事業所名は公表していません。
21日に首都圏の緊急事態宣言が解除されても…「感染者は増えている。引き続き感染対策を」
また、首都圏に出されている緊急事態宣言を政府が21日に解除する方針については。
県地域医療課 永井しづか技監:「宣言が解除されても、まだ引き続き関東圏では感染者が増えていることは事実でありますので、そういうような、近隣の都道府県の流行状況を見ながら、引き続き同じ感染対策は継続して行っていただきたい」