横浜DeNA・髙田琢登「危機感を感じて…」同期や同年代が戦力外や育成に 試行錯誤を繰り返し飛躍誓う
プロ野球静岡県人会が29日、静岡市の草薙球場で行われ、プロ野球阪神タイガースの岩崎優投手や横浜DeNAの髙田琢登投手らが参加して180人の子どもたちに指導した。
慣れ親しんだ草薙球場に1年ぶりに戻ってきた髙田がイベント後に取材に応じ「今年は制球も安定せず、スピードも出なくて苦しんだシーズンでした」と2軍での試合を振り返った。原因としてはストライクゾーンの狭さ。コーナーを投げ切りたい意識からフォアボールが増え、結果“置きに”いってしまい150kmを超えるスピードも鳴りをひそめ痛打された。それでもコーチから「いい時は真ん中高めのストレートでファールを取れている」というアドバイスから考え方を変更。終盤は成績が改善した。
静岡商業からドラフト6位でプロ入りして3年。今オフは同期入団の池谷蒼大が戦力外通告。厳しさを感じた。「池谷さんもそうですが、他球団でも同級生や同期が戦力外や育成というのを記事で見た。自分は3年間結果を残していないのに支配下に残していただいたので、危機感を感じて来年頑張らないといけない」と髙田。
派遣された台湾でのウインターリーグではフォームも微修正しこの時期に148kmを計測、いい感触をつかめた。「収穫があった。この状態を落とさずにシーズンに入っていければ」
来季は勝負の4年目、一軍デビューをめざす。