会社員の男性と母親が死亡したひき逃げ事件　２人はゴミ出し当番でネット設置中にはねられたか

１５日沼津市で親子２人が死亡したひき逃げ事件で、警察は事件発生と同じ早朝の時間帯に検問を行い、情報提供を呼びかけました。

　１５日午前５時４５分ごろ沼津市松長の道路脇で、近くに住む会社員の男性（３３）と母親（５９）が倒れているのが見つかりました。

　２人はそれぞれ胸や頭を強く打っていて、搬送先の病院で死亡が確認されました。

　警察は現場の状況などから、ひき逃げ事件とみて捜査しています。

白鳥衛記者
「親子２人が亡くなった現場。近所の方によると２人はきのうゴミ出しの当番で、発見された時間帯はゴミ出し用のネットを設置していたとみられる。またゴミはこちらの塀に沿って置かれるが、歩道の幅は６０センチほどで、人１人がやっと通れる狭さ」

　近所の住民によりますと、亡くなった親子が住んでいる地域では、当番が午前６時までにごみ出し用のネットを設置する決まりがあるということです。

　近所の住民は。

近所住民:
「すごくいい方でね近所でも本当に評判のいいお母さんで良い方ですよね。どうしてねっと思ったらごみの当番だった」

近所住民:
「幅はもう無いですから。５０センチ６０センチのところですから。僕らも当番で出ますけど本当に車が通る時には怖い思いをしながらごみを出している状況」

　１６日朝警察は２人が発見された時間帯に現場で検問を行い、目撃情報やドライブレコーダーの映像を求めました。

　また、捜査関係者によりますと、これまでに現場ではブレーキをかけた痕や、車の部品は発見されておらず、警察は広く情報の提供を呼びかけています。