接触避けるのが難しい介護施設 専門医が見学しアドバイス 静岡市
高齢者が入所する介護施設で、新型コロナウイルスの感染拡大やクラスターを防ごうと、専門医がアドバイスを行いました。
22日、静岡市葵区の介護老人保健施設を訪れたのは、県立こども病院に勤める感染症の専門医や看護師で、施設での感染対策について聞き取りました。
県立こども病院 荘司貴代医師:「いかにシンプルに、みんなで共有しやすくするかというところに焦点をあてて、現場で見させていただきたい」
介護の現場では、接触を避けるのが難しく、県内ではクラスターも相次いでいます。この施設もほとんどが4人部屋で、食事もみんなで一斉にとっているということです。また業務のために、複数のフロアを行き来せざるを得ない状況について、職員が説明しました。訪れた医師や看護師らは、職員と一緒に施設内を回り、実際の感染対策を確認していました。
介護老人保健施設こみに 東茂樹施設長:「建物の構造上の問題はすぐに改善できません。ですが、その中で有効な手段は、できるだけ早く取り入れて有効な対策をとりたいと思います」