袴田巌さん8回目の再審公判始まる 裏木戸や焼けた紙幣について弁護側が主張を展開 静岡地裁
旧清水市で一家4人を殺害したとして、死刑が確定している袴田巌さんの8回目の再審やり直しの裁判が、静岡地裁で行われています。
堀優奈アナウンサー:
「午前10時半前です。91歳になったばかりの袴田巌さんの姉ひで子さんと弁護団らが静岡地裁に入ります」
再審公判は午前11時に始まり、弁護側が袴田さんが通ったとされる裏木戸や、事件後に郵便局で見つかった焼けた紙幣について、主張を展開しました。
弁護側はこれらの証拠が、袴田さんの自白に基づいて作られたねつ造証拠だとし、現場の図面などを示しながら、検察側の主張に真っ向から反証しています。
午後は検察側の立証が行われる予定です。