同僚2人の財布から計2万5000円抜き取った25歳の自衛官を懲戒免職 報告しなかった上司は戒告処分 静岡・御殿場市 陸自滝ケ原駐屯地
静岡県御殿場市にある陸上自衛隊滝ケ原駐屯地は26日、同僚隊員の財布から計2万5000円を抜き取ったとして、25歳の男性自衛官を懲戒免職処分とし、発表しました。
懲戒免職処分を受けたのは、普通科教導連隊の25歳の陸士長の男性隊員です。駐屯地広報班によりますと、男性隊員は2021年11月、駐屯地の寮で、同僚隊員の財布から2万円を抜き取ったほか、2022年9月にも別の同僚隊員の財布から5000円を盗みました。男性隊員は「金欲しさ」だった、と盗みを認め、それぞれ返金した、ということです。
また、男性隊員の上司の51歳の陸曹長はこの件を知りながら報告しなかったとして、戒告処分を受けました。陸曹長は報告しなかった理由について「被害者と和解したから」と説明している、ということです。