静岡市葵区の病院でノロウイルスによる集団食中毒 病院が委託した業者の弁当を食べた入院患者と付添人25人がおう吐などの症状
静岡市の病院でノロウイルスによる集団食中毒が発生しました。入院患者と付添人25人がおう吐などの症状を訴えていましたが、全員快方に向かっています。
静岡市によりますと、3月27日から28日にかけて静岡市葵区にある「静岡てんかん・神経医療センター」で提供した病院食を食べた入院患者と付添人合わせて25人が、おう吐や下痢などの症状を訴えました。
病院側はすでに患者の便からノロウイルスを検出していたため、静岡市保健所はこのうち3人の患者の便を検査したところ、ノロウイルスが検出されたということです。
静岡市保健所は3日からから当面の間、病院から委託され食事を提供していた事業者に対して、営業禁止命令を出しました。
患者は全員快方に向かっているということです。
ノロウイルスによる食中毒は今年に入り県内で2例目です。
静岡市保健所は「ノロウイルスにはアルコール消毒があまり効果的でないため、手洗いをしっかりしてほしい」と呼びかけています。