静岡県知事選挙は事実上の選挙戦に突入 与野党対決の構図に②
鈴木氏と大村氏。どちらを推薦するのか。
最初に態度を決めたのは連合静岡でした。
17日、執行委員会を開き、出した結論は…。
連合静岡 角山雅典会長:
「執行委員会全会一致で鈴木氏を支援していくと 推薦をしていくという 確認をした。両名政策については大きな違いはないという感じだった。 ただ、決定的に感じたのは、鈴木氏については県全団体、静岡県を今後10年後、20年後どうしていきたいか、将来のビジョン、そういったところがしっかりと明確に示されていた。有事の際に組織のトップとしてすぐに行動を起こせる発想力、行動力、企画力、そういったところがやはり鈴木氏の方が長けているなと、そこが大きな判断材料となった」
その後、国民民主党県連、ふじのくに県民クラブ、立憲民主党県連も鈴木氏の支援を表明しました。
一方、静岡市を中心に大村氏を支持する議員と
浜松市を中心に鈴木氏を支持する議員がいて、分裂選挙の恐れが出ていた自民党。
結論を出したのは18日でした。
自民党県連 増田享大幹事長
「大村慎一さんを役員会として推薦するということを決定させていただき、来週月曜日の自民党県連の常任選対総務会ではかっていただくということが決定をいたしました」
自民党県連は、大村氏を推薦することを内定しました。
大村氏を選んだ理由は…。
自民党県連 増田享大幹事長
「やはり大村氏が東部、中部、西部、伊豆という広く全県下的な視点で県政の課題を捉えているという点や、地震もあったばかりだが、この(防災)分野に精通していて知見が高かったという点、そういった評価などがあり、大村氏にという声が多かった。」
これで15年続いた川勝県政の後継を決める知事選は与野党が対決する構図になりました。
鈴木康友氏:
「多くの団体、政党の皆様が推薦・支援いただけることは本当に心強い。そうした支えをベースに、これからも自分の主張・政策を堂々と訴えていきたい」
大村慎一氏:
「自民党の推薦が内定したことは大変ありがたく、心強く思ってい る。私自身は「県民党」と考えているので、その趣旨に賛同してもらったことに心強く思っている」
「午後6時前です。鈴木康友氏が浜松駅に到着しました。政策発表後、東部から始まった街頭演説。鈴木氏はいよいよ地元浜松市でマイクを握ります。」
「19日県庁で政策発表をしてから熱海を皮切りに三島、富士、静岡、掛川、そして地元浜松と、県を東から西へ横断して街頭街頭演説を行ってきました。」
鈴木康友氏:
「本当に静岡県は横に長いなということと、いろんな地域が集まったことを改めて感じました。今回もし県政を担わせていただくことができれば、最後の力を振り絞って、東部も中部も西部も静岡県全体の
発展のために最後の力を振り絞ってきたいと思います。浜松の県西部の鈴木康友から、これから静岡県の鈴木康友ということで、リーダーシップを発揮して取り組んでまいりたいと思っています」
一方、大村氏の姿は藤枝市にありました。
大村慎一氏:
「私は皆様方としっかりと対応し、県と市町も対話をして、皆様方としっかりと対話をし、国とも十分に連携をして、この静岡県を、もう一度全国における「雄県」、全国からモデルになるような県にしていきたいと思っております。」
大村氏の演説には石川嘉延前知事も駆け付けました。
石川嘉延前知事:
「とにかく勝ち抜いていただきたいと思っているんですよね。非常に手腕がある。停滞著しかった静岡県政を立て直してくれるのではないかと大変期待しています。」