【静岡県知事選挙】共産党が公認候補を擁立 リニア新幹線反対 浜岡原発廃炉 浜松新野球場建設中止を訴える
川勝知事の辞職に伴い5月行われる知事選挙に共産党が候補の擁立を発表しました。知事選挙への名乗りは3人目です。
森大介氏 静岡県庁 午後3時半:
「リニア建設の問題と浜岡原発、この再稼働の問題で。ええ、ノーの審判をくだしまして、それで県民の命と暮らしを守り、希望の持てる県政。こうした県政を実現したいということで決意を致しました。」
森大介氏は、藤枝市出身の55歳。
共産党の機関紙「赤旗」の記者などを経て、4月から共産党県委員会の委員長を務めています。
2013年の参院選、2015年の県議選に出馬し、いずれも落選しています。
森大介氏
「あの川勝平太知事はあのう私ね、きょうあの訴えしました。リニアと原発の問題においては、あの県民の要求に言って答えるという、そういう側面があるということで、」
共産党は前回と前々回の知事選では、川勝知事に一定の評価を与え、候補者擁立を見送っていました。
今回、11年ぶりに共産党公認での擁立を決意した背景には、既に出馬表明している2人がいずれも「リニア推進」の立場を明確にしていることがあります。
森大介氏
「トンネル工事で南アルプスの貴重な自然が破壊されるだけでなく、大井川流域の62万人の皆さんの、命の水の枯渇の問題、これがあります。必要性が乏しく問題山積のリニア建設。これは中止を判断すべきではないでしょうか」
そのほかの政策でも、2人との違いを強調しました。
森大介氏
「浜岡原発は再稼働ではなく廃炉しかないのではないでしょうか。私はあの県営野球場については、建設の方向ではなくて、中止の方向をすべきだというふうに思っています。リニアや原発を推進するようなあの勢力がまた盛り返すような県政。自民党型の県政の復活は、こうまあ阻止したいと」