静岡県知事選 5月9日告示 いよいよ選挙戦本番 候補者は…

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 川勝知事の任期途中の辞職に伴う静岡県知事選挙は5月9日告示されます。超短期決戦と言われた選挙戦がいよいよ本番を迎えます。

 川勝知事の辞職表明から1カ月余り。異例の“超短期決戦”となっている知事選は、9日告示日を迎えます。

大村氏:
「私も子どもの頃は親父と一緒に家族と一緒に弁天島に住んでおりました。ですから私にとっても本当に浜松は、浜名湖は、大切な故郷なんです」

 静岡市出身の元副知事で自民党が推薦する大村慎一氏(60)。浜松市で行われた集会で、200人を前に市民の声を聞く行政の実現を訴えました。告示が直前に迫る中、自民党は大村氏への党本部推薦を決定しました。

自民党県連 城内実会長 :
「なぜ党本部で推薦が出たか。簡単であります。有力な勝てる候補だからであります」

 自民党本部の推薦で、与野党対決の色合いはさらに強まりました。

久須美舞記者:
「こちらで自民党静岡市静岡支部の集会が開かれます。難波市長と大村氏の席が並んでいる。公の席で顔を合わせるのは初めて」

 8日午後、静岡市の自民党の集会に参加した大村氏。最初、難波市長に気づきませんでしたが、県議に促され・・・。

 これまで知事選での支持表明はしないと言ってきた難波市長でしたが・・・。

難波市長:
「鈴木康友さん、前浜松市長なので、静岡市長が違う方を応援すると、大村さん、静岡市の出身でもあるので、どうしても地域間の対立を煽るような形でとられてしまうので、あえてどちらも応援しないと表明をした。その一方で、大村さんは10年来の友人であり、友人が県知事選に出るときに知らんぷりするのは。これは市長ではなくて、個人としてはぜひ頑張っていただきたいと思っております」

 市長としてではなく、個人として、「大村氏支持」を表明しました。

大村氏:
「先週から元祖オール静岡と言っている。その中では、非常に重要なこととしては、市町と県の連携ということがあります。ご安心ください。私、難波市長とは携帯電話はつながっておりますので」

 難波市長は、司会に促され、ガンバロー三唱も一緒することに…。

鈴木氏:
「これまでの経験の中で培った様々なノウハウあるいは知見、人脈、ネットワークをすべて駆使して静岡県をもっともっと発展させていくために全力を挙げて取り組んでまいりたいと思います」

 前浜松市長で、立憲民主党・国民民主党が推薦する鈴木康友氏(66)。この日は推薦を受ける連合静岡主催の伊豆地域のメーデーに参加していました。

鈴木氏:
「今まで私がやってきた施策、伊豆でもあるいは全県でもやれば、もっともっと大きな効果を得られるなというような思いがいっぱいございました。そうしたことをこれからは県政のリーダーとしてぜひやっていきたい。この東部で勝てるかどうかが今回の選挙の大きな大きな結果につながるわけでございます」

7日は県東部の首長を訪ね、理解と支援を求めましたが…。

富士市 小長井義正市長:
「もっと東部に力を入れるのであれば、いち早く調整をしていただいて、富士市にも来ていただければなという思いがありました」

鈴木氏: 
「本当にそれは私の不徳の致すところだというふうに思います。これからは全県を率いていかなければなりませんので、なるべくそれぞれの地域を、限られた時間ではありますけれども、まわっていきたいと思います」

このあと、伊豆地域の市長や町長とも面会を重ねました。

鈴木氏:
Q.大村さんが自民党本部の推薦内定となったが受けとめは?

「これはもう自民党の判断ですので粛々と受け止めさせていただきたいと思います」

Q.結果的に与野党対決の色合いが濃くなるような感じもあるが

「そうですね。ただ、これは知事を決める選挙でございますので、あまり政党対決はどうかなというのはありますけれども、それは私がコメントすることではないと思います」

 共産党公認で県委員長の森大介氏(55)。8日は事務所で選挙戦への準備に追われていました。

森氏:
Q.選挙戦に向けて何を準備している?

「皆さんの前で訴える中身を、わかりやすい言葉で訴えられるように中身を磨こうということで」

 最も強く訴えているのは、リニア新幹線の建設中止と浜岡原発の再稼働反対です。

森氏:
「私が訴えたいのは、やはりリニアと原発。今県政が大きな変わり目にあるということで、この問題でぜひはっきりと主張してまいりたいと思います。350万県民の皆さんの命と暮らし、それを守り抜く。その政策を最後まで訴えていきたいと思います」

 そのほかに、リニア静岡工区の即時着工許可などを掲げる、政治団体代表の横山正文(よこやま・まさふみ)氏(56)、
「川勝知事の辞職に納得していない」と出馬の理由を語る、自営業の村上猛(むらかみ・たけし)氏(73)、憲法が保障する請願権の拡充を訴える、会社役員の浜中都己(はまなか・さとみ)氏(62)も出馬を表明しています。