「じっくり本を選ぶことができる」 お母さんに好評 公立図書館で託児サービス開始 静岡・御殿場市
静岡県の御殿場市立図書館が公立図書館としては珍しい託児サービスを5月から開始しました。早速、子連れの利用者から好評を得ているようです。
午前11時、図書館に小さな子どもを連れた母親が来館してきました。御殿場市立図書館は5月から毎週水曜日午前11時から正午まで、乳幼児を預かるサービスを開始しました。
2年後の図書館移設に向け、子育て中の人でも安心してゆっくりと図書館を利用してもらう狙いです。
難波亮太記者:
「図書館とは思えないぐらいににぎやかに楽しく子どもたちが遊んでいます」
児童図書コーナーの一角を託児スペースとして、専門の資格を持つベビーシッターが子どもの面倒を見ます。
子どもたちが遊びに没頭している間、お母さんたちは一般図書コーナーでじっくり本を選んだり、窓際の椅子に腰をかけて読書をしたり…。思い思いの時間を過ごしていました。
利用者(34歳)
「ここに通い始めて2年ぐらい経つんですけど、子どもの読書コーナーしか行ったことがなくてこっちまで(一般図書)じっくりみれたのが初めてでとてもリラックスできました」
利用者(33歳)
「子どもいるとトイレ行きたくてもちょっと行きたいとかも行けなくて、子どもの様子によっては探そうかなと思ってもああいいやとなるときもあるんですけどちゃんと預かってくれているので探せますね」
こうした託児サービスの取り組みは、県内の公立図書館では珍しく御殿場市立図書館では今後も継続していきたいとしています。
御殿場市立図書館 河野傑館長:
「どうしても図書館は静かにしなければいけない所というイメージがありますので、そこをこういった取り組みをやっていることで子育て世代の方たちが図書館に来るきっかけにしてもらえればいいと思います」