桜葉の収穫最盛期を迎える 桜もちなどに使用 国内生産の7割占める静岡・松崎町
静岡県松崎町の岩科地区で、桜餅などに使われる特産の桜葉の収穫が最盛期を迎えました。
松崎町では、昭和の初めごろに桜葉漬けの製造と販売が始まり、60年ほど前からは畑で桜葉を栽培するようになりました。いまでは国内生産の7割を占めています。
5月31日は農家の人たちが、オオシマザクラの若葉を1枚1枚丁寧に摘み取っていました。この桜葉は50枚を束にして樽の中で塩に漬けると、半年ほどで甘い香りが出て桜葉漬けが完成します。
伊豆松崎町桜葉振興会 佐藤雅文会長:
「緑の葉と香りを十分楽しんでください」
ただ、35年ほど前に比べ生産農家は10分の1に減っています。
伊豆松崎町桜葉振興会 佐藤雅文会長:
「高齢化に伴って体力的に体がついていかず、やめる人が多い」
町の特産を守るためには、後継者の育成が課題になっています。