リニア有識者の中間報告に大井川流域市町は?「安心材料はまだ」「尊重する」
リニア中央新幹線工事による大井川の水問題をめぐり、国の有識者会議で中間報告がまとめられたことに、流域の市長からさまざまな声が上がっています。
19日にまとまった有識者会議の中間報告では、▼トンネル湧水の全量を戻せば大井川中下流域の流量は維持される、▼地下水への影響も極めて小さい、などとされています。
これについて20日午前、牧之原市の杉本基久雄市長は。
牧之原市 杉本基久雄市長:
「未来永劫、本当に人工的に水を戻せるのかも含めて最終的に誰がどう担保するのか、責任を取るのかも含めてわれわれの安心材料はまだまだ整っていない」
また、島田市の染谷絹代市長は「尊重して受け止める。水を守る意思は変わらず県や流域の市と町が一丸となって対応したい」とコメントしています。