能登能登半島地震で陣頭指揮 石川県の西垣淳子副知事が伊豆半島賀茂地区5町の町長らと意見交換し伊豆を視察
1月の能登半島地震で陣頭指揮を執った石川県の西垣淳子副知事が東伊豆町で講演を行いました。
石川県・西垣淳子副知事
「普段直面していないことに対する対応力を、どれだけ行政が持っているかがとても重要」
講演会では5町の職員や町議らおよそ110人が耳を傾けました。
地震の陣頭指揮を執った石川県・西垣淳子副知事は発災当時、被災地の通信が遮断され、情報が錯綜する中で、自衛隊や警察・消防が持つ情報と県が持つ情報をいかにつなぎ合わせるかが課題だったと話しました。
その中で、広域避難した途端に市や町が持つ介護などの住民情報が分からなったと指摘し、行政間で情報共有できるように市や町で作る被災者台帳のフォーマットを合わせる必要性を語りました。
石川県・西垣淳子副知事:
「個人情報だという事で、クローズするのではなく、被災者に関する情報を広域でしっかり共有する仕組みを作っておくことが重要だと感じてます」
午後は視察
そして、西垣副知事は午後能登半島と似ていると言われる伊豆半島を視察。
東伊豆町では岩井茂樹町長らと津波被害が想定される住宅密集地を見て回りました。
岩井町長
「この街並みはとてもいいから残したほうがいいか。津波が来ることに対してどうしようか。矛盾した課題をどう解決するか」
2人は路地がある街並みの生かし方や、空き家をどうするかなど防災の視点から意見交換していました。