袴田事件で重大証言「その刃物は扱っていない」…凶器のくり小刀を販売したとされる店の元従業員 静岡・清水区
いわゆる袴田事件が起きて30日で58年。凶器を販売したとされる店の元従業員が支援者集会で、それを否定する証言をしました。
旧清水市でみそ会社専務一家4人が殺害された事件で、死刑が確定した袴田巌さんは凶器のくり小刀を静岡県沼津市の刃物店で買ったと認定されています。30日の支援者集会で、刃物店の従業員だった高橋国明さんがそれを否定する証言をしました。
高橋国明さん:「うちで扱っていたくり小刀は刃渡りが135ミリのもの。これ一種類です。ところが現場で落ちていたくり小刀の刃渡りは120ミリ。120ミリしかないんです。これをうちは置いていない」
また見分調書では、専務の肋骨が折れていたとされていますが、高橋さんはくり小刀ではそんな傷はできないと強調しました。
再審公判の判決は9月26日です。