袴田事件でボクシングの元世界チャンピオンらが無罪判決求める
いわゆる袴田事件の再審をめぐり、ボクシングの元世界チャンピオンらが静岡地裁に無罪判決を求めました。
いわゆる袴田事件の再審=やり直しの裁判の判決を一カ月後に控えた26日、静岡地裁前ではボクシングの元世界チャンピオンなど、およそ60人が袴田巌さんの潔白を訴えました。
袴田巌さんは1966年、旧清水市でみそ会社専務一家4人が殺害された事件で犯人とされ死刑が確定。その後、やり直しの裁判が開かれ、判決が9月26日に言い渡されます。
元プロボクサーや姉・ひで子さんらは拳に白いバンテージを巻いて、静岡地検に無罪判決が出た場合、控訴しないよう求める要請書を提出しました。
その後、静岡地裁を訪れ、袴田さんの無罪判決を求める256人分の署名を提出しました。
●日本プロボクシング協会会長 元WBA世界スーパーフライ級チャンピオン 小林昭司さん:
「早く自由になってほしい。ボクシング界はみんな同じ気持ちを思っている」
●袴田巌さんの姉 ひで子さん:
「ボクシング協会の応援がなければ再審はなかったと思っている。巌は88、、私は91で100歳まで戦わせないでって言った」